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「交流会CROSS」の日記

リアルで人の繋がりを大切にしつつ、生きる上での「豊かさ」を追求していきます。

金融コラム Vol.8 with ThousandVentures

 

「インフレと円安に負けない編」

このブログはとあるFP事務所を舞台に、

3人のキャラクターがメインとなって、

お金や経済の知識を易しく解説します。

 

左★吉永所長… FP事務所所長。真面目な実力派FP

中★涼子さん…事務所の常連客。新婚さんで、最近金融知識を勉強し始めた

右★夏美ちゃん…新米FP。24歳。明るく元気でちょっと天然

 

夏美「今回のテーマはコチラ!

   そのままではあなたの資産は半減する!?」

 

涼子「!?どういうことですか?」

 

吉永「涼子さん貯金ってされてらっしゃいますか?

実は、

  貯金しているだけだと

  お金が減っていくんです」

涼子「?????」

 

夏美「つまり、簡単に言うと、

元本は変わらないけど

   価値が変わるってことですよ~

 

吉永「確かに、今までもこれからも預けてある

   100万円という額は変わりません。

   しかし物価が上がって、

   100万円でできることが

   今の50万円でできることと

   同じになってしまえば、

  それは100万円が

      50万円に減ってしまう

      のと同じです

   インフレというものはそもそも

   物価が上がる=貨幣価値が下がる

   状態なんです。」

 

涼子「えっ‥でも今ってインフレになりかけているって

   ニュースで聞きましたけど・・・

   大丈夫なんですか?」

 

夏美「全然大丈夫じゃないですよ!!!

   試しにこのシミュレーションを見て下さい!

涼子さんが銀行に預けていた100万円は

   30年後もほとんど増えてないのに、

      物価は2倍の金額

      になってますよ!

涼子「そんな~嘘だと言って~泣」

 

吉永「インフレはコントロールできないと

   いわれているので、

   最悪の場合はそうなってしまいますね」

 

夏美「しかも!その30年後くらいから

   もらえるはずの年金も

   物価に応じて支給額を変えると

   いっておきながら

   変わらない可能性があるんです!」

 

吉永「2000年度の特例法のことですね。

   物価に応じるというならば、通常、

   物価が下がるデフレ時には、

   年金の支給額は下がらないと

   おかしい話になります

 

涼子「物価が安ければ年金が少なくても

   今までと変わらない生活が

   送れるわけですもんね」

 

吉永「しかし見た目の金額を減らすと

   年金受給者が反発するということで、 

   政府は2000年度に特例法を作り

   0.3%下げるべき支給額を

   据え置くことにしました

 

夏美「それが前例となって、

   2012年度には

   本来の水準より

   2.5%も多い状態に

   なってしまったんですよね。」

 

涼子「実質的には2.5%も

   多くもらえてるなんてズルい!」

 

夏美「これによって起きた

   「もらいすぎた年金」の額は

 なんと累計7.5兆円。

   若年層の私たちからすると

   本当腹立たしい話ですよ。」

 

吉永「大事なのは、

   インフレ時になったからと言って

   支給額がちゃんと上がるという

   保証はないということを

   覚えておくことです」

 

涼子「自分の身を守れるのは自分だけですね。

   物価上昇率が2%なら、

   それ以上の利率のところに預金しないと

   実質的にはお金が減っていく。

   だから意識的に動いていかないと

   まずいんですね」

 

夏美「インフレで物価が上がっても、

   所得も増えてくれたら

   問題ないんですけどね。

   残念ながら現状、給料は据え置きで

   物価ばかり上昇しています」

 

吉永「これがアベノミクスが失敗したら

   なるといわれている

 スタグフレーションですね。

   スタグフレーションとは、

   景気の停滞にもかかわらず、

   一般物価水準が継続的に

   上昇している状態のことです。

   雇用や賃金が減少する中で

       物価上昇が発生し、

   お金や預貯金の実質価値が

   低下するため、生活が

   苦しくなってしまうのです。

 

涼子「結果に至る前にそうなってるって

   変な話ですよね~

   そんな時はどう対策したら

   いいんですか?」

 

吉永「インフレに備える姿勢としては、

   利率の良い銀行に預けるのも大切ですが、

  もっと積極的に資産を

  増やしていこうとするのが

  大切です。

   景気回復を狙っているような今の時期は

   株式や不動産への投資や

   投資信託がオススメです。

   あとは、円安傾向の今であれば、

  外貨預金など

  海外に投資するのも手です。

   海外の銀行の利率は非常にいいですし

   安定していますからね。」

 

夏美「あとは保険の見直しです!

  受け取る金額が

  契約時に決まっている保険は、

  相対的にお金の価値が目減りする

  インフレ下では不利となります。

   だから契約を減らすことと

   契約期間を短くすることで

   インフレで目減りする金額を

   小さくした方が良いですよ。」

 

吉永「そして住宅ローンですね。

   インフレリスクに備えるために

   住宅ローンで気を付けるべきは金利です。

  インフレになると

  金利も上昇します。

   インフレに伴い

   住宅ローン金利が上昇し続ければ、

   ローンが払えず破産したり、

   せっかくのマイホームを

   手放さなくてはいけない事態となります。

   なので金利が変動する変動金利タイプから

  固定金利タイプへの

  切り替える方がよいです。」

 

夏美「最後に、覚えておかないといけないのが

   円安!」

 

吉永「そもそもインフレとは、

   物やサービスの価格が

   持続的に上昇することでした。そして

   それに伴って貨幣価値が下がりました。

  インフレが起こっている国の通貨は、

  「通貨価値が持続的に下落している」

  ということです。

  つまり対外的にみると、同時に通貨安が

  進行しているということになるんです

 

夏美「円安だと輸出業は伸びるので、

   国や輸出企業にはいいんですけど、

   その利益が国内に還元されないと

   景気回復には意味がないんですよね。

   最近は産業の空洞化で、

   国外に求人がいってしまったり、

   給与が海外に出されるので、

   国内の私たちにはあまり

   メリットがないと言われてます。」

 

涼子「私たちに利益が回ってこなければ

   アベノミクスも成功しなさそう」

 

吉永「それどころか、円安により

   輸入品が値上がりすると、

   今まで安かった食べ物も

   値上がりする可能性があります

   実際、去年の春ごろから、

   食料品・日用品・電気やガス料金も

   値上げされています。

   日本の食糧自給率は40%程度。

   輸入に頼っているのが現状です。

   今までは円高のおかげで、食料品は

   低価格であり続けられることが出来、

   不況下で所得が少なくても、

   生活は支えることが出来ていましたが

   これからは厳しくなるかもしれません。」

 

涼子「円安にはどうやって

   立ち向かえばいいんですか?」

 

夏美「一番は外貨預金ですね!」

 

涼子「また外貨預金出てきた!

   気にはなるんですけど、

   元本割れたりしないか心配で…」

 

吉永「では次回はみっちり

   外貨預金について勉強しましょう」